8月22日の相場振り返りと、今後について簡単に書いていきます。アメリカの21日の動きですが、ナスダックが1.5%ほど上昇しており、一見悪くない動きに思えます。しかしその内訳を考えると、あまり好ましくはない印象を受けるかなと。
まず恒例の50日移動平均線以上の銘柄数ですが、たいして変化しませんでした。ここから判断できる事は、まず下げすぎた銘柄の影響を受けている可能性。一部銘柄、特に小型は決算でかなり落ちたので、多少戻しても50日よりは遠いという可能性。
しかしもう1つ考えられるのが、一部銘柄のみでの指数上昇という可能性。つまり寄与度の大きい企業のみが目立って上がった可能性です。この日に関しては、やはり後者の方が大きいでしょう。まずエヌビディアが8%以上、テスラも7%以上。
これは相当影響受けますし、連れ高で半導体関連も上がってました。これだけでナスダックは特に大きく動くでしょう。やはりエヌビディア相場と呼んでもおかしくない状況、決算を水曜日に控える中での動き、警戒ですね。
ただ、22日の動きは最初だけ見てますが、とりあえず上値はある程度見ているのかなと。さすがに高値をとっては来ない、警戒感は一応見られますが、このレンジでの短期取引を狙った投資かもしれません。ただ、総じて強気派が多い印象ですね。
ナスダックがこれだけ上昇した中で、50日移動平均線以上の銘柄数ですが、約33%で前日と大きな変化なし。日経225を見ても、一部セクターの上昇という事で、いつか見た指数の上げとポートフォリオの印象が違う現象が起きた人もいると思います。
マーケットには、まだ大きな動き、資金が流れていないですね。なので、限られたお金が、調子の良いところへ流れると、自然と落ちる銘柄がハッキリしちゃうというのが現実でしょうか。これは普段からそうですが、資金が減るとより顕著というか、目立つように思います。
重要イベントは、間違いなくエヌビディアの決算。それから相場の流れを決めかねないというのでジャクソンホールですね。ここでの発言で、特に金利が動く可能性があるので、最高なのはエヌビディア好決算からの、金利頭打ちでしょうか。
ただ決算のハードルは相当高いはず。事前にレーティング上がったりしているので、その分も含めて期待は相当です。せっかくいい感じで調整していたのにね、数日前にこんな動きをされると判断が難しいなと。
まぁ順張りの人は4月以降7月まで良い相場取れたと思うのでね、1,2か月くらい調整の期間投資我慢も出来るでしょうと。無理に強気に攻める場面でもないのかなと。アップルなどは面白そうですが、そうそう狙いたいチャートも少ないので、自分に素直にいきましょう♪