2月15日のアメリカ株と、16日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、指数はすべて上昇。本当にすべてですよね、日米ともに主要指数は上げています。
個別でみると色々言いたくありますが、指数はとりあえずしっかり。特にラッセルやグロースのような中小型株が頑張っています。ラッセルは2日で直近の下落を取り返し、グロースは週足でみても綺麗なブレイクに見えますから、チャートは綺麗。
この2つはともに金利高に弱く、その点で言えば金利が落ち着いていくという期待の元の相場ですね。また、半導体が利益確定され、エヌビディアの決算も控える中で調整からの資金の移り変わりが見られた可能性もあります。
一応、アプライドマテリアルズが好決算で引け後上昇、その流れで日本の半導体も上がるかと思った矢先、10時過ぎに一気に利益確定なのか売りが出ました。自分で言えば、ディスコを保有しているので、リアルタイムでみてましたが強烈でしたね。
結果的に陰線の包み足で終える銘柄もあり、また出来高もあることから少し不安の出る値動きにはなりました。その結果、素晴らしい値上がり銘柄数ではあるものの、225は上がりきれず最後は売りでした。上昇ですが、場中の勢いを考えると、少しがっかりですね。新高値は半導体の力が必要かなと思います。
アメリカもそういう意味では、多少利確は出るでしょう。ただし、主役であるエヌビディアは売られれば買いたい人は多そうで、まだヒゲを見ても買いを待つ人は期待できるので、決算までは強烈な売りもないのではと。
この値上がりの仕方は、通常の決算では処理できないでしょうから、ガイダンスなどで素晴らしい発表を待つという事になると思います。台湾セミなどは、そうして上がりましたよね。元々割安ではありましたが。
アメリカ株は月曜休みですから3連休、エヌビディアは決算が21日の引け後で金曜と火曜、水曜日が決算前で調整できる期間になるので頭には入れておきたい。ここまで相場を引っ張ってきた銘柄なだけに、日経含め運命の分かれ道になる決算かと思います。
日本の半導体関連も緊張感は出るでしょうから、リスク管理に関してはより厳しめに見て良いでしょう。全て手放す必要は当然ないと思いますが、ある程度の利なら一部確定させるのもあり。上だけでなく、常に下落時の想定もある程度しておいて、狼狽しない様にしておきましょう♪