12月24日の火曜クリスマス、相場振り返りと、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、アメリカ株は指数が上昇、ただしラッセルは引き続き弱く下げています。日経はまずまず、225は下げてますがトピックスは一応プラス、値上がり銘柄率も実は45%だったそうです。
という事で、出来高落ちは当然気になりつつも悪い相場でもない。ただ、力強く上がる相場でもないという事は頭に入れておきたい。過度な強気も不要だが、弱気もいらないだろうという凪の相場です。
それから、すでに恒例の25年相場の予想とか出ているかもしれませんが、今回ほど興味のないことも中々ない。まず、まだ戦争についての予測が難しい。また、トランプ大統領の誕生で予想する意味の無さが高まった。利下げや利上げもここ2年ほど事前に予想されたが、たいして的中していない。これらを考えると、予想など無意味だとわかるかなと思います。
そもそもドル円1つとっても予測できた人は少ないはず。1度160円を超え、そこから円高になるも最終的には157円前後、個人的には予測できなかった。日経225の上昇が実質3月くらいで終えたことも、ある意味予想外でした。来年はもっと難しいでしょう。
アジアの情勢も少しずつ乱れている、日本の政治もですが、すでに話題になっている韓国も怪しい。中国はすでに荒波状態で、日本がどう影響を受けるかこれだけでも予想を正確には出来ない。起こることに淡々と対応していく、これしか自分のような1個人には出来ないと開き直っています。
だからこそ、特定の人物がそれらしい理由を挙げて暴落を語り、一方で楽観論を語ろうが最後はチャートに現れると。予想を当てても相場にいなければ利益も出ないので、結局はチャートが全てであると、シンプルに考えたい。
今のアメリカの指標はそれほど悪くなく、都合のいいデータが出ていますがつまりはほぼソフトランディングに近い、もしくわ下手をするとインフレ再懸念かも。これを軽く頭に入れておけばオッケーで、後はチャートを素直に見ると。
セクター別では $XLK ハイテクセクターのチャートがまだ強く見えます。次に $XLC $XLF の2つがいいように感じます。時点では $XLY ですね。コミュニケーションといえばメタなどで、やはり優秀な企業と呼ばれる中心の会社たちです。
ファイナンスも今回の調整下げの影響は耐えた印象で、トレンドは割っていない印象。最後の一般消費財は、アマゾンも含まれますが、おそらくはテスラの影響が大きすぎると思いますね。
現状昨日の上げを含めても50日移動平均線以上の銘柄数はそれほど増えておらず、回復に時間が必要そうだと思います。というよりも、かかっていると。ただし過去を見てもVIX急上昇の分の下げは、実はそう遠くない時点で回復しているというデータがあるので、心配はそれほどしていません。
この時期の心配は1つで、市場参加者が減るという事。すでに減っていますが、それだけ変な動きも可能性としては出る。また、確定売りが出る可能性もあるので、弱い銘柄がさらに落とされる可能性も警戒。ブレイクアウトの出来高が足りないなど、これらが起こりやすいのが年末相場。
エヌビディア含め、日経225もそうですが繰り返しになりますけど昨年に近い印象で、年明けも続くなら素晴らしい相場からのスタートになります。もちろん、相場は同じ動きの方が実は少ないのですが、韻は踏むと。特に日経225はブレイクすればトレンドが強そうで、上か下かは要注目という環境だと見ています。
2年連続の指数強気上昇、過去のデータ的には翌年も上がりやすいという事で、それはポジティブな事として頭には入れつつ、だからと押し目はすべて買いとはせず、チャートに素直ではいたいと。まずは出来高含めた落ち着き、次に抜けたブレイクを待ちたいですね。