4月20日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.33%の下げ、ナスダックは0.8%の下げで終了。個人的には、思ったよりも下がらなかったという印象です。
当然そのように感じますよね、以前から当サイトでも記事にしていますが、今の指数は一部銘柄の影響度がかなり大きくなっていると。その一角であるテスラが決算を受け9.75%の下落、この規模の会社ですから、かなり売られたなという感じです。
ビッグテックもアルファベット以外は下げ、これで上がれるような状況では無いですよね。それから、まだナスダックは厳しいという感じで、以前から期待していた4月に弱い下げで買いやすい環境が出来るのでは、という方向には一応向かっています。
そうなると、5月の相場次第ですが買える銘柄が増えるかなと思っています。3月にはパニックもあり、多くの銘柄が強い売りになったので、結果的に4月も少し乱れていると。落ち着くには時間が必要で、たいていが1~2か月ほど。セルインメイには気を付けつつ、環境整えば。
VIXが気になるところで、最近は株価が弱気に見えても低い数字。数日前に16.45などで終えていますが、この数字自体を考えると株価が最高値圏の時の水準なんですよね。去年の下げから少し戻った状況とはいえ、恐怖指数の低さは少し気になるという感じ。
もちろん、必ずしも株価とリンクするとは限らないので、あくまでも目安参考という感じですがね。以前から言われる通り、大きな上げ相場の前には、VIXの爆発が必要だと。結局されがないので、ジワジワと下げてきたという相場観です。
で、5月には決算がありますから、ここが運命の分かれ道になる可能性が高そう。前回から書いてますが、ガイダンスが気になるところ。もう景気後退は考えているでしょうから、どの程度弱気なのか、それともむしろ強気でいられるか。投資判断の材料にはなるでしょう。
それから、テスラもそうですが悪ければ巨大企業でも売られます。アップルなども例外ではないはずで、ここが崩れると指数への影響は先ほど書いている通り大きすぎるので、本当に重要。
一部の巨大企業を除き、次の世代への交代が行われる局面にいるかもしれません。で、FRBからも軽い景気後退という言葉も出始めています。思い出すのは「インフレは一時的」という言葉ですね、相場は不安定、この言葉を素直に受け止める投資家はかなり少なそうです。