12月20日の金曜日、相場振り返りと、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、説明不要なほどFOMCから米株の売りが止まらない。今日も上げて始まるが最後は下、一応ダウは止まったが、歴史的な連敗後の微々たるプラス引け、偶然ですね。
今現在の先物もボロボロ、指標発表はありますが、そこまで雰囲気を変える材料にはならないと思います、原因はFOMCのパウエル議長発言。比較的タカ派でした、利下げはしたが来年以降の利下げ見通しが回数減る予想、4回から2回に。
ただ、思うところはあって、去年も予想は数回でしたが、今年を振り返って大した回数していない中での株高、たいしてしなくても上がらないなら、来年2回でも上がるでしょうと。そもそもソフトランディングに似た動きですよね、経済壊れずに利上げから利下げへ。
それが行われる中、勝手な期待が今薄くなったことは、ある意味理由を探した調整相場と言って良いのかなと思います。アメリカの場合は、日本ほど暗くないと思いますよ、選択肢が多いのですからね。
そんなところで日本ですが、利上げなし。さらに植田総裁の発言はハト派で、なんかアメリカと逆の動きをずっとしているなと、この2か国を見ているだけでも中銀とは不思議な動きをすると思いますよ。本来、今年は日本タカ派、アメリカハト派の予定でしたしね。
日本は円安と物価高対策に利上げが期待されるが、それに耐えられる経済状況でもないという気持ちはわかる。この金利で普通に倒産ラッシュですからね、コロナの時よりも倒産が多いようですから、利上げはある意味とどめになると思います。まぁ倒産の理由が物価高でもあるので、これも難しいというか、どう転んでも詰んでいるのでは思える日本。
アメリカは十分利上げしたので、利下げ余地があるわけですね。つまり、考えにくいですが利上げは出来るし、変化ナシも選べるし、利下げも当然可能で、かつその範囲も選べるわけです。日本は利下げが出来ない、これは結構な差ですね。
ただ米株は政策や来年の期待が不安視され短期調整は事実。VIXショックを思い出す1日の推移で、日本でも話題に。70%以上の上げを見せました、今まで低すぎたのも事実ですが、かなりパンチがあったわけです。そしてメジャーsq、上がりそうで上がらない、そこですぐには買いも強く入らないでしょう。
自分はFOMC前後でかなり利確は終えましたので、多少キャッシュがある状態。ただ新規よりも買い増しに回して様子見になろうかなと。Xではポストしてますが、するなら2244やメタなど。台湾セミは迷いつつ、少し買い足そうかなと。
ラッセルの動きを見てもわかる通り、もっとも派手に動くのが小型株。利益の無い企業も多いですからね、金利上がる今の環境は優しくない、22年を思い出させます。ただ、違いは利上げがない事、これは大きいはず。
金曜米株は、望むことは1つで寄り底。おそらく可能性はかなり低く、最後の売りがあれば安値引け覚悟ですけどね。ラッセルはかなり売られすぎ水準、50日以上の銘柄数もかなり限定的なのでそろそろ買われるか。急落3日目、手が出せなかった投資家の買いが入るか、月曜までは要注目ですね。