人口減少が止まらない日本。世界の人口は今後も増加すると予想される中で、日本の持つこの問題ですが、今後の世界において人の数が少ないことが不利になるのか。
僕は以前なら、中国やインドなどが人口増加で経済面や他の面でも有利になるのではと考えていました。ですが最近、科学の発展などにより、この考え方があっているのか分からないと思うようになりました。
そして、日本が抱える人口減少という課題。これは他の国に先駆けて勝負できるむしろ強みになるのではないかとさえ、思うようになってきました。その理由を簡単に解説します。
科学・ビジネスの進歩で人手は足りすぎる?
人間というのは面白いもので、危機を迎えて初めて新たな発見、発明をしようと力を入れ始めるのです。この流れを考えると、日本が抱える人口減少という問題は武器にもなると考えられます。
例えば、常に人が足りないという企業やビジネスってありますよね。そうなると何を考えるか。もちろん、人を呼び込もうとする会社もあるでしょうが、もう1つ答えがありますね。それは人が足りなくてもどうにかしようと考える。
介護などが分かりやすいですが、日本は少子高齢化が問題の一つと言われています。常に介護職では募集がありますし、事実人は足りていません。すると今、介護ロボットの発展が目覚ましいと思います。これは需要があるからです。
需要がある、問題を抱えている人がいる。それを解決できるサービスや商品を提供すればお金が稼げる。ザックリですがこの流れが重要です。企業も今、少ない人数で稼ごうとする考えや動きが出てきています。
それは、日本の人口が減少していることも理由の1つです。効率よく目標を達成する。そのためのサービスや商品は、日本では非常に需要があるんですね。これは、日本が人口減少という問題を抱えているからこそ。
人が多い国では、そもそも人を雇えばいいわけですからね。人件費も安い国は多いですし、そんな中で高額なロボットなど売れないですから、これが日本の問題は武器と思った理由です。
最後に
今回一貫して伝えたかったのは、日本の抱える少子高齢化問題や人口減少は、それに伴って開発される商品や新たなサービスの需要を生みだし、世界に先行して進められるという事です。
また、これらの問題は日本だけでなくなると言われています。医学の進歩で平均寿命は延びていきますし、人口の多い中国でもハイテク産業が賑わっていく中で人手が必要なくなってくる。そうなった時、仕事を探す人が増えると人口増加は停滞していきます。
つまり、人があまり必要ではなくなってくるという予測です。日本ですら、業績が好調なのに解雇や雇止めなどが実は起こっています。コロナで話題になって会社に行く必要がなくなり、事務所など売るという事も起きました。
すると、事務作業員がほとんど必要ではなくなってしまいますね。技術の進歩で働く必要がない人も出てきています。すると、することの無い人は新たなサービスを提供する必要性が出てきます。
そこでまた新しい仕事が誕生するんです。人口減少などで対策用のサービスや商品が誕生し、また次のサービスなどが誕生していく。これを先駆けて行う必要がある日本は、この先の世界で最先端の国となれる可能性があるわけです。