4月5日のアメリカ相場の振り返りと、6日の相場に向けた考えを書いていきます。まずは振り返りですが、3指数は揃って下落。前日大きく上げたナスダックは、オープン後から下げていましたが。
この日は何といってもブレイナード氏のタカ派発言ですよね。FOMC議事録公開前日の相場なので、調整はあると思っていましたが、くぎを刺しておくような発言から更に売りが加速しました。
内容としては、強気の引き締めを行う必要があるという考えで、これまでの同氏の発言とはかなり変わっていたため、市場も反応せざるを得ない状況になりました。恐怖指数であるVIXもポンッと上がりました。それも当然で、金利がグンッと上昇したためですね。
これにより、売られていたナスダックが更に売られ、比較的堅調だったダウ銘柄も売られる結果に。自分の保有株では、特にヘルスケアは順調だっただけに、後半調整で売られたのが目経ちましたね。
ダウは0.8%で、ナスダックは2.26%と数字を見ると大きな下げですよね。ですが気になる点を言えばこれまで通り出来高でしょう。ここ数日と比較すると、そこまで大きな変化は無いという事で、相変わらず商いの薄い相場かなという印象。
つまり、どっちつかずという感じですね、投資している人たちも様子見をしながら少しずつ動いているとそんな感じでしょうか。結局のところ、5月のFOMCが注目点で、6日に発表される議事録の発表が最大の焦点となっているのは間違いなさそう。
そんな中で6日の相場についてですが。当然ながら、大きな金額を上か下に張って行動するのはリスク管理の面から避けたいですね。先ほど書いた通り、ここまでは出来高が薄いので、どちらに転んでもおかしくない状態です。
セクター別や個別で見ると、少し厳しそうなところも見られますが。例えば半導体、エヌビディアですら、今は買いにくい状況に見えます。こういう銘柄などは、ウォッチしつつ調整が完了するのを待ちたいですね。
指数的には様子見ムードなので、それに逆らわず議事録を待つというのが賢明でしょう。50bpを織り込んでいるかは正直微妙なところ、発表されれば短期的には下げる場面もあるとは思います。
現金を持っておき、いいタイミングを待つのが今は良さそう。買えるとすれば金利上昇でも強いセクターでしょうが、大人しく待つのが吉でしょう。焦りはリスク生みますからね。まずは大きな損をしない様、市場を見守っていきましょう♪