4月13日のアメリカ相場の振り返りと、14日に向けての考えを書いていきます。まず振り返りですが、3指数は揃っての上昇でした。ダウが+1.01%でナスダックが+2.03%と少し差のある結果でした。
ナスダックはここまで下げていた銘柄も多く、その分買いに入ってきたという事もあるでしょう。また、特にハイテクですが天敵である金利、これが落ち着いているのも買いの材料になったでしょう。
小型株のラッセル2000も買われているので、全体的に上げた相場でしたね。しいて弱いセクターを挙げるなら、まず銀行でしょう。JPモルガンが決算を発表し、厳しい状況を知らせる結果となりました。
その反対と言ってもいいでしょう、デルタ航空の決算は希望の持てる内容でした。CEOの発表で現在の需要環境は過去最高水準であるという事。また、直近5週間の予約はデルタ航空史上もっとも堅調な期間だったとも。旅行需要はかなり高いと発表されました。
その結果から、他の航空会社の株価は当然上昇、それだけでなく関連するホテルやクルージング会社も強い動きを見せました。燃料費も高騰してますが、それを補う程の需要という事で、かなり力強い決算でした。
注目点は出来高ですね。この日の相場は全体的に上昇してますが、出来高はここまでのトレンドを変化させるほどではないと思います。が、旅行関係に関しては良かったです。
例えばホテル銘柄の$MARがありますが、+7.53%という素晴らしい数字を残し、直近で見ても素晴らしい出来高の上昇でした。また、航空会社のETFである$JETSも出来高十分で、注目すべきセクターになったのは間違いないでしょう。
4月14日のアメリカ相場についての考え。13日は買われましたが、久しぶりに下げる要素の無かった1日だったかなと思います。重要な指数の発表などありましたからね、穏やかな1日となり買われたのかなと。
金曜日は祝日という事で、今週はこの日がラストになりますから、どう動くかは気になるところですね。アノマリー的には、聖金曜日前の相場は強いらしいですが、必ずしもではないので、やはり注意はしておきたいですね。特に前日にこれだけ上がれば。
また、コモディティ価格の上昇も気になります。13日が株もコモディティ価格も上昇となっていたので、珍しかったと思います。ハイテクは買われましたが、出来高的にはトレンド変わるほどではないと思うので、投資する際は注意したい。
また、注目点としてはアメリカの確定申告が15日という事。確定売りなどが当然これまではあったわけですが、解放されるというのは気になる材料ですね。14日は最後の取引という事なので、派手な動きは避けたいなと思います。
あまり楽観的なのも危険ですが、来週から4月末までは面白い展開もあるかもしれません。そこへ向けてキャッシュを作っておくのもアリかなと思いますよ♪