9月22日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、4日連続の下げで終了。マザーズのみが上昇しましたが、今日に関して言えば、嫌な下落では無いです。
まずは様子見ムード、確定させたい動きで前場が終えました。日銀会合の結果が出るのを待ち、そこへ向けた相場でした。そして結果ですが、現状維持を発表。後場の寄りは上に反応して少しだけ安心の買いが入ったと思います。もちろん、円安の効果は多少ありますが。
しかしまた、今度は植田総裁の発言待ちという相場に変わりましたね。TOPIXは一時的にプラスへ転じましたが、終わりではマイナスへ。日経225も回復する局面を見せつつも、上がり切れずマイナス。しかし結果的に陽線ですし、発言次第という印象。
その発言内容も、とりわけタカ派では無く、これはもうパウエル議長の発言と比較すれば相当ハト派だった印象です。様子見つつ、来た球を打つ、今の日本経済は、引き締めが出来るほど強くないという感じでしょうかね。それが本音かどうかは知りませんがw
やはり想定通りで、アメリカのインフレ退治がメドが立たないうちの強気な日銀の行動はないだろうと。出来てドル円の管理、つまり為替介入くらいですね。これは当初の声よりは、かなり期待以上に効果ある印象。実際、昨年から一気の上昇は見られず。150円が近いと、相当意識されていますね。
これで日本株に関しては、大きなイベントが通過。結果として現状維持でサプライズなし、トレンドは若干の円安という事で、基本は上かなと。ただし、上昇している株の多くが配当株、権利落ちについてはかなりのビッグイベントになるでしょうから、要警戒。
あとはアメリカ株の動きも見つつですかね。エヌビディアなどが不調を極めると、さすがに日本の指数には、特に225には影響するのでムードは悪くなるかもしれません。米株は今相当弱いので、避難先で日本が買われるならまだしも、並行下げするのは嫌ですね。
今週はハッキリ言って弱い1週間でした。ビッグイベントがラスボスのように待っていたので、やむなしですが。この政策発表でマインドがどう変わるか。一応日経225は昨日から下落トレンド、TOPIXはかなりギリギリですが耐えましたので上昇ですね。
やはり半導体関連等の分、明暗が出てき始めています。本格的に上げるには、やはりアメリカ株の上昇もまだ必要そうなので、期待して待ちましょう。配当の権利落ちもあるし、投資の狙いはその後ですから、慌てる必要はなさそうです♪