12月20日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも上昇して終えました。中身ですが、これは難しいところでグロースは陰線で引けました。そのほかの指数も上ヒゲですから、印象がそこまで良いわけでもないと。
225の押上要因はファーストリテイリングで、4%近い上昇ですから、寄与度が最も大きいことを考えても相当影響しただろうと。その割に225も良く見えないのは、全体的には上値が重いからで、ファストリや船以外は上値限られました。
半導体はこの日重く、TOPIXは銀行やトヨタが弱く影響かと。トヨタは散々ですね、日野の後はダイハツと、不正とかが続いているので、その影響を受けてしまいます。一方で、日銀会合後に円安という事でスバルやスズキ、日産などは上げていると。
ダイハツに関しては新車を販売停止とするらしいので、日野の時を思えばそのほかの企業に投資が短期的にされる可能性はあります。当時はいすゞなどが上がった印象、今回は軽自動車ですかね、軽トラもイメージありますが、そのあたりが上がるか。今日はそこまで感じませんでしたが。
為替に関しては、正直アメリカの動きも当然影響受けるので、もう150円とかは目指さないのかなと思います。会合前から上値重かったですし、チャレンジング発言であれだけ動くくらいにはキッカケを待っていたので。もちろん、テクニカルやファンドの倒産などの影響で過度に動いたのも理解できますが。まぁ上値は重いだろうと。
米金利が落ち着くシナリオで株高が起きているので、その中でドル円も落ち着くだろうと。以前なら、この流れで現状維持ですから、スルスルと円安に行くはずで、今はそうなっていません。円高を見ているファンド、個人も多いという事です。金融緩和も時間の問題だと。
日本株に関しては、ビッグイベント通過で安心して投資できる環境に変わりましたが、上値も重い。日本市場にあるお金自体が減ってますかね。アメリカがあれだけ上がっているので、引き上げて米株に入れる人もいるかなと。
それから、日本の政治も見てますよ。本格的に支持率が落ちているのは見て分かるでしょうから、そういう時は基本株は下に見る。アメリカは何かする期待で買われたりもしますが、日本は現状そうでないと。まぁ少し前に円安イベントやNISAイベントで相場作ってしまったので、後何かあるのかと。難しそうですね。
日米ともにビッグイベント通過で、市場に出回る資金も減るこの時期ですから、無限に高値を追う投資は避けたいですね。24年の相場を作る時期に入りそうですから、利益ある人はそれを守る事も頭に入れつつ相場を見ましょう。グロースはIPOも微妙そうで、まだつらい時期が続くかもしれませんね。