8月1日の相場を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、日経はボッコボコ、アメリカは利下げが現実味を帯びてきての上昇ですね。天と地と言っていいでしょう、株が上がりやすい条件と下がりやすい条件がそれぞれ揃うと。
円高に進むのは金利差の縮小で、日銀が想像以上にタカだったという事。思い出しますね、アメリカもこれの繰り返しで株価下げ続けました。日本も行うのか、正直アメリカほどの経済の強さ、インフレはハッキリ言って感じませんが、政府に言われればやるだろうと。
実際に政府の圧がどの程度関係しているかは、憶測の域を出ませんが。まぁそういう風に見られますよね、相当情報も出ていたし、首相官邸にも呼ばれていたそうですし。言われたからやる、こういう判断をされると、市場関係者は嫌なのでは。個人的にはちょっと経済に絡みだすのは厄介ですね。
何やら賃金アップをある程度達成しただの、よくわからない発言もあったみたいですが、実質賃金下がっているし、どの程度の人が生活レベルがよくなったと感じたのか。景気今いいと思いますかと聞かれれば、結構な割合で「NO」と言われる気がしますよ。
それでも行った利上げですが、まずはローンに影響するので不動産や建築は嫌ですね。また、銀行も最初に注目されると思いますが、アメリカ株も銀行株の上昇はそこまで強かったイメージはなく、むしろ一部は倒産しましたよね。銀行も選ばなければ、投資先などによっては窮地になると思います。
これによって日本の選挙に関しては、金融業界からはあまり評価されない可能性が出てきました。今回の利上げは、おそらく円安に対する部分が決定打になっていると思うので、それを評価する人たちがどの程度いるのかによると思います。NISA進めてこの仕打ちは、結構嫌われそうな印象もありますが。
アメリカ株は円高以外には悪くないですね。買い増しはまだ少しの我慢をしていますが、メタの決算が良かったことで半導体に安心の買いが入りそう。全てが良いというわけではないので注意、基本はAI関連ですよね。エヌビディアなどが該当、結局ここが最強かな。
日本もアドバンテストが頑張りました、ここも悪ければ今日の日経がどれくらい下がっていたのか。寄与度を考えると200円程度上げていたので、余裕の1200円マイナスというレベルだったか。ほとんどマイナスですから、仕方なし。トピックスの下落幅には驚いた。
という事で8月最初はクラッシュから始まった日本株式市場。利上げではなく継続の可能性も示したので、打診買いも注意かなと個人的には思います。休むも相場にするか、シンプルに米株にしてドル円以上に株高を狙っていくか。この2択でしょう。
神戸物産やニトリのような円高恩恵を狙うのもありですが、今のところ円高恩恵で評価されそうな企業が少ないイメージなので、勝率はアメリカ株の方が良いかなと。押していたのでね、出遅れという印象もなく、様子見して判断ですね。