3月28日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、225は0.15%の下げ、マザーズは1.42%の下落で終了。アメリカ通りですね、ナスダックの下げを受けてもこの結果は納得ですね。
ただしナスダックがチャートが弱くないのを考えると、マザーズはまだ上値超えておらず、強気のないまま売りが加速して、印象としては良くない感じの動き。では日経225が強いかと言われると、当然良くないです。
アメリカの銀行関連が少し落ち着いたという事で、この日はどの程度戻すのかが注目でしたが、それも弱い。一応上ですが、陰線か上ヒゲで弱気が見え見え。ここまでの下げを含め、相当弱気だなという印象で、強気の買いは遠そうです。
それから気になったのがアメリカ上昇のエネルギーセクター。これもアメリカほどは強い印象はなく、全体的に指数通りと言えばいいか、まだ日本は買われにくいですね。配当関連で少し動きはありそうですが、これを通過した時の値動きはどっちか、今のところはした予想ですかね。
アメリカもそうですが買いの材料が少なすぎて、一方で売る理由ならいくつか出てくるという状況。銀行が落ち着けば、今度またインフレ退治が焦点でしょうし、今はまだその時点にすらなっていないと考えると、課題は山積み。
セクターローション的には次がハイテクですが、それまでには時間がまだ必要そう。コロナの時は一気の不況観測でばらまきからの上昇、あの勢いは当然期待するだけ無駄、むしろ起きれば、その後の大きすぎる下落が怖いという感じですね。
もちろん、同じような失敗は避けたいFRBですから、期待は本当に小さくで、厳しい想定で良いのではないでしょうか。利下げとか言われてますが、どうせすれば下がるのが過去の傾向。期待で上げるなら、当然のように現実で下げるのです。
とはいえ、それくらいの下げが無ければ、次の上昇相場が来ないというのも事実。VIX40越えはまだなく、大きな上昇へのステージづくりは完了していない。まだ先が少し長そうですが、今までにない相場が作られるのか、それとも過去に似た動きを見せるのか。
大事なのは、この不安定な時に大きなポジションをとらないこと。この騒動に巻き込まれてはいけない、落ち着いて相場を見て、その動きに従う。FEDに逆らっても良いことはない、それは相場も同じで、自分たちの力で相場が変わるなど、一瞬でも考えてはいけないでしょうね。