9月19日の日米株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返ると、日本はTOPIXが上になり悪くない形。日経225はマイナスですが、セクター別では上がった業種が多く、一部の寄与度大きい薬品や半導体が売られての影響ですね。
アメリカはかなり弱気と見ています。というのも、恒例の50日移動平均線以上の銘柄数ですが、ナスダックに関してはさらに減って26になっています。基本的に3割以下はかなり弱いですが、さらに掘りましたね。
この水準ですが、昨年22年の9月あたりの割合になっています。さて、この時のVIXは25以上になっていましたが、今は15以下という事でかなり差がありますね。水面下ではかなり悪いのに、恐怖指数は上がらない。いくつか理由はあるでしょうが、大手企業が耐えているのは要因の1つでしょう。
エヌビディアなどが極端に下げていた昨年の相場だと、VIXが上がっていたわけです。しかし今は少し変わりアルファベットなども含め、耐えています。その影響で指数も比較的耐えているように見え、恐怖感の少ない数字になっています。が、実際は多くの銘柄がやられていますね。
なので、ミネルヴィニ氏が常に言っている通り、指数を見てのトレードは非常に危険という事です。ナスダックが耐えているから、他の個別も悪くないはず、と投資するとやられるわけです。あくまでも個別、自分が投資を考えている銘柄のチャートに集中しましょう。
現在50日移動平均線以上の銘柄数が非常に少ないという事は、仮にスクリーニングしてウォッチリスト銘柄が少なかったとしても、それは当然だと納得しましょう。無理に条件変えて、無理やり投資する理由はないのです。
日本株に関しては、正直アメリカより強い印象。しっかりと牽引するセクターもありますし、環境的には当然悪くないのが日本。ただし上げている銘柄の多くはバリューであり、配当株です。権利落ち後の影響をそろそろ考えるタイミングなので、ボラには注意ですね。
今週はFOMCや日銀会合もあるので、特に金利を中心とした為替や株価の動きの激しさに注意。どちらにせよ、動くと思うので警戒ですね。この時に大きく負けないためには、自分のルールをしっかり守ることが重要になります。規律を大切に、本来日本人が得意な分野ですね♪