5月4日日曜日、アメリカ株はここまでディープシークショックからトランプ相場、関税ショック、そしてその立て直しと材料だらけでした。そんなななか、ある程度今戻せてますが、その理由の1つが決算です。
ネットフリックスやメタ、マイクロソフトなど巨大企業が不安の中好調、そして株が戻りつつある中、昨日はバフェット氏のバークシャーが恒例の株主総会。そこでバフェット氏が今の立場から退く意向を発表、ついにこの時が来ました。
相棒のチャーリーマンガー氏が99歳で死去し、バフェット氏も引退とあれば、もう1つの時代が終わったと感じてしまいますね。ただ、同氏の投資手法は一見シンプルであるが、実は行動するのが難しいもの。ただ、それゆえに本質でもあり今回の言葉も納得できる。
目先の株の動きは分からないが、20年後には自信がある。アメリカを信じず、アメリカの成長を疑う必要はない、20年後には今よりも成長しているとハッキリ語りました、これもいつもの通りですが、振り返れば実際そうなってますね。
SNSでは今回の下げでオワコンとかあおっている人も多くいましたが、個人的には投資の神様が信じ、疑っていないことにあえて煽りを入れていてかわいそうだな、というか騙される人が可哀そうだなと思ってました。これ1つ見ても、バフェット氏のようにふるまうのは難しいと言えます。
また日本の商社株に関しても50年は売らないだろうwと語っていましたね。94歳、50年後を語るのかと思いましたが、このブレない感じも同氏らしいなと思いますね。基本的に新たな材料なければ、長期で保有したいと思える企業にしかお金は出さない、そういうスタンスですから。ちなみに、ここでいう新たな材料とは、例えば直近では台湾セミですね。これは数か月で利確、理由は台湾と中国のリスクでした。
投資は短期でも長期でも成功者がいます。実際長期の方が勝率は高いですが、重要なことは両方に成功者がいること。そして両方に失敗した人もいます。これを自分の場合は忘れないようにしていますね、重要なことです。
大事なのはルールの確立、そしてそれを厳守する鉄の心。これらが備わっていれば、比較的短期のミネルヴィニ氏や、長期のバフェット氏でも、どちらのスタイルでも大失敗は避けられ、上手くいけば成功するでしょう。大事なのはルールと厳守です。もう1つあるとすれば、向上心かなと。
ルールの確立には、反対に絶対にやってはいけないことも設定する必要があります。これさえしなければ、リタイアさせられないというものを頭に入れる必要がある。レバレッジや長期の空売りなどが該当ですね。それからどの程度分散するかなど。
バフェット氏もミネルヴィニ氏なども、手法は違えど自身のルールがあり、当然NGリストもあるはずです。ぜひそう言った部分も取り入れて、投資に向き合ってみましょう。そして過度に悲観的な人、同時に楽観的過ぎる意見にも注意しましょう。そう、アメリカや日経もですが最後は戻っているし上がっているのです。成長の可能性があれば、株は上に行けます。