今回取り上げるのは、ノルウェージャン・クルーズ(NCLH)というクルーズ会社です。コロナで思い出す人も多いでしょうか、豪華客船ですよ。日本で最初に大きく取り上げられたのが、船ですよね。
とにもかくにも密になるので、コロナの影響をかなり大きく受けていいました。過去形で書いていますが、現在も受けていると思います。ですが、この会社を始めカーニバルやロイヤルといった大きなクルーズ会社も動き出しています。
しかし株価は、以前の数字まで戻してはいない。当然デルタ株の影響もありますがこれは妙味だと思います。その点についても、簡単に書いていこうと思います。今すぐに投資するのではなく、上昇の波を待つのは、どの銘柄も同じですよ。
アメリカのトップ3クルーズ会社
規模の話で言いますと、1位はカーニバルで2位がロイヤル、3位に今回のノルウェージャンが入ります。僕の投資は、ツイッターでもつぶやいている通りルールナンバー1が軸になります。その世界でトップの会社に投資する、これが基本です。
ではなぜ、業界3位の会社を狙うのか。大きく2つのポイントで投資を選びました。
売上をしっかり上げている
まず注目は成長性ですね。カーニバルやロイヤルはある程度規模が大きく、近年の売上高の成長はそこまでです。一方のノルウェージャンは、2013年から2019年まで確実に成長を続けてきました。
僕の場合は、この成長性を重視します。規模はまだ小さいのですが、株価は期待を込めて評価され浄書する傾向にあります。そういう点では、この会社の魅力はかなりありますね。
ただ一方で、上位2社のような安定感はありません。成長に対する費用が理由なのでマイナスに見る意味はあまりないかなと思います。また、この会社の場合はクルージングの内容が他社とは違い、費用が少しかかってしまう事も影響しています。
ROE、ROICが3社中ベスト!
僕の投資先を選ぶ基準にROEやROICの数字が大事であるという事は、何度も当サイトで書いていますね。これらは企業の稼ぐ力を見られるとともに、競争優位にいるかどうかを図れるという点で注目しています。
株価の動きは上位3社とも大きな差はないのですが、ノルウェージャンは高ROEとROICを達成していました。過去形なのはコロナの影響前の数字だからです。
2018年と2019年の決算を見ても、この2つの数字がしっかりと成長していました。稼ぐ力があり、優位性を持つ証明になりますね。
ノルウェージャンは巨大な船で大勢を乗せる方法ではなく、顧客単価を上げて上質なサービスと空間、移動を提供しています。この強みがカーニバルなどよりも優秀で、その分の差がこの2つの数字に表れているかもしれません。
とはいえ3社とも狙いの銘柄です
結局の話ですが、クルーズ銘柄は同じような動きをしています。なので3社中どの銘柄を選んでも、現状大きな差は生まれないと思います。ただし、自分の場合は先ほどの2つの数字に注目するので、ノルウェージャンを推奨としました。
コロナの影響ですが、例えばノルウェージャンでは裁判も起こし、ワクチンパスポートの採用を認めさせました。こういったように、各3社ともしっかりと感染予防対策を行っています。
つまり、東京の街中よりも安全だよってことですね。またクルージングに対する評判ですが、コロナでも減りませんでしたし、むしろ需要は増えたようですね。予約に関するデータも発表されていますが、すでにコロナ以前の勢いだそうです。
世界のクルーズ乗客数も2009年から右肩上がり、需要は今後も拡大していくと考えられます。つまり、お客に困るという事は現状考えられないと。と、なれば今の株価は美味しいですよね。
もろに影響を受けている旅行銘柄。とりわけクルーズは最後まで残っていますがうま味はあります。上昇のタイミングを見計らって投資するのも、頭に入れておくと選択肢が広がって良いと思いますよ。
まぁ最後は自己責任ですけどね、これが投資の大事な考えです!