9月19日のアメリカ相場と、20日の日経前場を振り返りつつ今後についても少し書いていこうと思います。まずアメリカですが、ダウは0.64%の上昇、ナスダックは0.76%の上昇となりました。
スタートは下げからで、まだ厳しい相場環境だなと思いました。特にツイートした通り、原油価格の下げでエネルギー関連が弱い動きに見えました。また、ヘルスケアも弱かったので、ここまで上げていた、もしくは、こらえていた銘柄にも売りが来たという印象でした。
しかし終わってみれば、ある程度戻しを確認できましたね。指数も上昇ですし、エネルギーやヘルスケアも下げてはいますが、多少の戻しがありました。ただし忘れてはいけないのが、環境は変わっていないという事。
ここまで下げたので、6月ほどは下がらないだろうという思惑の買いもあると思いますし、FOMC前に少し投資しておくという動きもあると思います。CPIの結果を考えると、パウエル議長が利上げを躊躇する理由がほとんどないので、ある程度の覚悟とリスクは覚えておきましょう。
また、20日の日経前場ですが大きな動き無し。先週良かった旅行関連が少し弱い印象ですが、チャートで見ればそこまで大きくないですね。ただ個別で見れば、HISは気になるところ。一時9%程も下げたので、これは怖いですね。
ただ、この日の主役はダブルスコープでしょう。IPOした韓国の会社が目標価格に行かず、印象としては悪いです。その影響もあってか、金曜に続きこの日もストップ安で、それもかなりの売りでした。明日以降も気になるところですが、こういう下げ方は、しばらく様子見がリスク管理的には正解かなと。
ツイートしましたが、やはり1か月くらいは様子見でいいでしょう。上がれば仕方ない、下がればセーフの方が、投資は失敗しにくいです。今回の下げで、祭りに参加した人の一部には借金という辛い状況もあるようなので、信用買いは可能ならやめましょう。
待てば上がる銘柄はいくらでもあるので、ここしかないと思わず、広い視点で投資していきましょう。今週はFOMC後の株価に注目。すぐに飛びつかず、しっかり確認してからでも今の相場は悪くないと思いますよ。