3月7日のアメリカ相場を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは1.72%の下落、ナスダックは1.25%の下落となり、揃って下げました。ダウが大きいですね、安定感が魅力ですが、この日は通用せず。
パウエル議長が質疑応答含め様々な発言をしました。その中でも、株価に影響を特に与えたというのが、今後の利上げについての考えですね。それがインフレの度合い、指標の強い数字が今後も確認できれば、それに応じて利上げ幅の拡大も検討すると。
そのような趣旨の発言があり、これまで緩んでいた相場に喝を与えた感じになりましたね。0.5の利上げは、全くない話では無いとされていましたが、それでも確率としては低かったわけで、今回の発言でマーケットの予測も変わり、織り込みが進みました。
ドル円は当然大きく上昇したわけですが、長期金利はそれほどで、個人的にはあまりサプライズじゃなかったのかなと。ただし今回もですね、発言の中で指標の数字次第という言葉が使われているので、雇用や給料など、この辺りは注目でしょうね。
また、パウエル議長の発言も続きますから、同じレベルで下げるとは思っていませんが、まだ影響ある事も発言あるかもしれません。
22年と比べると、このような発言があっても下げ幅が限定的な感じになっていますね。過熱感は昨年結構冷やされたので、下げも少し止まっているのでしょうか。それでも材料1つで大きく動きますし、機関投資家は結構悲観的なのは変わらずなので、強い資金も入ってきてませんから注意。
ミネルヴィニ氏も、まだまだボラが激しく、そこまで多くの資金を入れていないと発言していますから、やはりそこはリスク管理ですね。一見強い動きをしているように見えても、それ以上のスピードで下げる銘柄もチラホラ散見されるので、確かにまで強気の投資は控えたいです。
迷ったら少しの資金で投資して、多くはキャッシュで待機。どうせ相場は明日も1か月先も、来年も10年後もあるのでね。慌てず騒がず、相場が綺麗、チャートが整うまでゆったり休んで、気楽に乗り越えましょう♪