3月27日のアメリカ相場を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.6%の上げ、ナスダックは0.47%の下げで取引終了。銀行株が好調でしたね、それから原油先物好調でエネルギーセクターも上。
弱いチャートだったダウが買われ、ナスダックが下げたという構図ですが、銀行株の安ど感はそこまで強くないですが、それでも最悪の状態ではないと。ただ、そうなれば利上げ続くのではとも思ってしまいますが、どうでしょうかね。
市場の動向を考えるうえではドル円の動きも気になります。円安が続かず、28日はまたも円高ですよね、利上げが続くならこの動きにはならないと思うので、結局は利上げ続けられないだろうと、そういう判断かなと。
昨年までの相場は、パウエル議長の発言の中から、買える材料探しで上げる局面がありましたが、ついに今年は発言していない事でも期待で動くようになっている気がします。どうでしょうかね、この期待の動きは少し怖いです。利下げは年内無いと、発言する中でするだろうという動き。まぁ過去にはインフレは一時的と発言していたので、それも仕方ない気もしますがw
原油先物が元気よく上げた1日でしたが、まだ前に記事で書いた上値のラインまでは突破していませんと。前回までの下値ラインが73.2あたり、今は72後半なので、かろうじて超えていません。
それから、最近また話題のゴールドですね、不安が高まると上がる金ですが、これは調整のような動き。ゴールドは少し見方が難しいですが、1940くらいが下値のラインになっているのかなと。ここを勢いよく割らない下げなら、調整と見てイイと思っています。なのでまだ強めですね。
今の相場の厄介さは、出来高の急増と激しいボラ、方向性のなさなど嫌な材料のオンパレードだという事。ドル円なども1日で全戻ししたり、方向感のないままどっちにも大きく揺れるというのは、株のホールドが難しい。
正直疲れますよね。この環境で投資するのも超短期なら値幅あって良いですが、そうでない人は手出ししにくい。買って数日で上げを狙うブレイクアウトトレーダーなどはお金はいらないし、一方で長期の人も下げ幅的にまだ足りない印象。
デイトレの人が増えているという事で、まぁそういう相場なのだと思います。ミネルヴィニ氏いわく、これは弱気の相場で投資していると疲れると。しかし、この動きは次の上昇相場への動きで、他の人がステージを作ってくれていると。
多くの人が疲れることで、出来高も落ち着いて波は穏やかになる。そこからのブレイクアウトに価値があるという事で、それを待とうと。休むも相場、今は次の明るい市場を待ち、現金を休ませるのもアリでしょう。