8月13日の日曜日ですが、金曜日のアメリカ株を振り返りつつ、1週間の相場観と今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ナスダックが弱いというところで、ダウが上昇もナスダックが0.68%の下げ。
株に関しては全否定ではないというところですが、金利が短期的に強い動きを見せているためハイテクが全体的に弱い。特に、ここまで引っ張ってきた半導体関連は厳しい評価、そこまで弱いという決算でもないなと感じても、初動が売りである銘柄が多いです。
これは前回決算からの期待感が強すぎた反動で、エヌビディアが原因な気はしています。強気なガイダンス発表で、全部買いだと市場が判断、結果はそこまで。まさに期待買いの事実売りですね。
とはいえ、まだエヌビディアが決算を発表していないので、そこでの動きに注目といえます。現在、エヌビディアが調整の動きをしており、決算前に大きく上がるよりは良いと思います。
ダウは上昇ですが、エネルギー関連が上昇しているのもあるでしょう。原油の価格上昇はプラスですが、市場全体で見るとマイナス。インフレ懸念再燃で、株が全体的に下がるなら、エネルギー株も最終的には下げ始めるというのが、心配なポイント。今はまだ一緒に上がりそうですが。
50日移動平均線以上の銘柄数ですが、ついにナスダックは4割台に入りまして、半分以下になりました。2週間ほど前には7割以上あったので、調整ですね。決算で大きく下げた銘柄も一部はあるでしょう。
日経先物は残念ながら下ですが、3連休明けと考えればある程度は想定内で、むしろ耐えたなというところ。マザーズは正直、現時点では投資したい銘柄は少ないと思います。あまりに指数を見ても弱気で、売られすぎの買いくらいかなと思います、強い買いはまだ見られません。
まだドル円は介入が直接ないので円安方向へのトレンド継続、この間に日経が買われるかに注目しつつ、寄与度が低くなれば、介入への恐怖が多少は減るかなと。ただ、強烈な介入は相場にはマイナスでしょうが。ちょっと怖い水準に来ています。
来週の注目イベントはFOMCの議事要旨でしょうかね。場中での公開なので、それほど怖くはないのですが、しっかりストップは入れておきたいです。あとは木曜のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数ですね。不安定な相場になっているので、注意深くいきましょう!