2月5日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、指数はすべてマイナス。ラッセルも下げているので、全体的に弱かったはずの相場ですね。
それでも人によってはプラスではないでしょうか。なぜなら、特定の銘柄、セクターが強いからです。例えばエヌビディア、これが上昇。スーパーマイクロなどやはり人口知能は強く、これらの関連銘柄は他が弱くても買われています。
台湾セミなども上げていたので、やはり材料が引き続き評価されています。50日移動平均線以上の銘柄数ですが、これはかなり減っています。ナスダックに関してはついに5割を切りました。指数の下げ幅を見ると、それと比べれば弱い印象。思いのほか売られてる相場です。
結局のところ、雇用統計の数字は強かったわけで、シンプルに株にはプラスではないです。加えてパウエル議長も利下げについてはまだ早いと何度も話していますし、少しフライング気味の相場の考えが変わる可能性もあります。個人的には、むしろそうなってほしい。今はちょっと過熱感強すぎです。
もう少しゆっくり織り込んでほしいですね。そうでなければ、ショックが大きくなる可能性がありますから。また22年のような相場に変わるのも嫌ですしね。それに、利下げは過去を見るに基本は下げ目線、実は今が一番丁度いい時期ではあります。
その他だと、イーライリリーも強いですが、テスラが不調なのを含め、マグニフィセント7が本当に変わる可能性もありますね。薬品関連の中でもトップクラスの注目度、やはり肥満薬は欲しい人多いでしょう、糖尿病向けなら日本も需要十分ですし楽しみです。
日本ではトヨタが絶好調、テスラは苦戦という構図ですね。EVも昔ほど全世界でガッツリ推奨というムードも少し弱まっているので試練の時再びという印象。これを乗り越えた企業が残れるので、今はその会社を当てるという感覚で良いのかなと。
テスラに関しては、まだ充電関連でも儲けられるし、今後のロボットなどもあるので評価されるほど製品化などが見えてくれば変わりそうです。それすらない企業は、現状苦しい時でしょう。
この日の相場は資金がの流れる先が相当狭い事を見せてくれました。決算は評価されているので、その点では安心かもしれません。反対に、逆張りで決算悪いところを入っていくのは今は危険かなと。弱いところはガッツリ持っていかれる。上昇の流れが見える銘柄が減っている印象です。