8月6日火曜日の相場振り返りと、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、全てはISM非製造業でしたね。その直前までが株価の下げが厳しく、エヌビディアなども大きく下落。そもそも時間外では14%下げでした。
前回の結果が注目される50を割れる数字で、景気が心配されていました。今回はその大事な50を超えることで、経済の落ち込みの警戒度が緩みました。結果円安になり、今日の日経平均も安心の買い戻しでした。というか、さすがに一気に落ちて拾う人も出たと。
そんな日経ですが、ドル円の落ち着き期待や短期のリバースで買いが先行。ストップ高も多かったようですね、昨日は本当にただの地獄。VIXは日本の場合コロナショックを超えて80を上回ってましたし、異常でした。
ただしすぐに後れを警戒して投資すると、売ってやられ買ってやられを食らいやすい。まだ様子見で良い、特にキャッシュが相当余裕でなければ。今は8割以上ある人が打診買いをするタイミング、空売りの買い戻しなども合わさった短期的なリバースと見ます。
現金の余裕がかなりある場合は底拾いギャンブルも一部資金でアリですけどね。一般に、VIX40越えでのポジションは、1年後の勝率がかなり高いはず。総悲観は買い、この言葉通りの結果が過去を見ても言えるわけです。
ただし、結局はそのリバースがどのタイミングで起こるのかは判断が難しい。コロナはすぐでしたが、その後淡々と下げる相場もあり得ます、復活が10か月後とかの場合を考えると、資金無くフルポジはやはり機会損失や精神的なストレス含め、推奨しにくい。
アメリカも昨日は指標前にVIXが60を超えていました。まずは個人的には週足単位での判断を行いたい。過去を見ると、この後大きくボラが落ち着いたときに少し買い足すと勝率が高いと判断。その時を待ちますが、おそらく今週ではないのかなと。
まだまだ決算も多いですからね。ちょっと気になるのが今後の見通しであるガイダンス。特に日本は利上げの影響は考えられていないでしょうから、ここからどう変わっていくのか警戒。仮に継続的な利上げなら、生活に必須なものが狙い目になりそう。吉野家のような円高恩恵も見直し買いが入る可能性はありますね。