僕は普段、サッカーは見ますが野球はそこまで。
ですがこの話題はかなり気になりましたね。
それが高校野球球数制限。
テレビでも非常に多く取り上げられています。
というのも、そろそろ危険性が大きく言われ始めているからでしょう。
高校野球と言えば、学生の頑張りを見るものでもある。
それもわかりますが、体を壊しては。
そう言う意見が多くなっているのも事実なのかもしれません。
日本は遅れているとも言われる、この球数について。
今回はそれをテーマに書いてみます。
球数制限を設ける理由
そもそもなぜ、球数を制限するのか。
書いてしまいましたが、やはり選手を守るためですね。
ただボールを投げるだけではなく、試合などで本気の投げをする。
これを何度も行えば、当然体へのダメージはありますよね。
それによってプロの選手だって、引退を決断させられた人は多いはず。
スポーツ選手では当たり前かもしれませんが。
しかしこれは高校野球です。
プロ以上に体は出来上がっていないはず。
そんな中、プロ以上に投げる選手もいれば、負担は恐ろしい。
以前田中将大投手も、アメリカへ行く際に体を心配されました。
高校だけでなく、日本は投げる回数が多すぎると。
以前から言われていたことだと思いますね。
日本人の考えとして
日本人の中には、高校野球と言えば根性比べ。
このように思う人が多かったのでしょう。
その気持ちはもちろんわかります。
ですが、選手側、またはその親の気持ちになると複雑。
短い期間に800球を超える回数投げる選手もいます。
これを孤軍奮闘と言い、褒めるような報道も数多く。
わかるのですが、危険性も高いですよね。
さらにそれが出来なければ、試合にも出させてもらえない。
いかに体へ負担を与えられるかの勝負になるのは、危険でしょう。
昔のスポ根漫画とかを見ていると、結構わかりますw
考え方に大きな違いはないのかなって。
世界では早くに動き始めていた
選手を守るため、世界では動き始めていました。
それは本場であるアメリカでも同じこと。
それも結構選手にやさしいルールとなっていましたね。
まず1試合に投げられる回数を規則化。
それだけでなく、何球投げたら何日休みと、休ませることもルールに。
それだけダメージがあるという事なんですね。
アメリカの高校野球では、このようなルールが全ての州で決定したそう。
遅れてはいますが、日本も考える必要があると言えるんですね。
浮かび上がる不安点
ではなぜ、このルールが導入されないのか。
少し考えてみました。
簡単な理由としては、学校間の差ですね。
金足農業の例を見てみましょう。
あの学校が決勝戦まで進めた理由の多くは、エースピッチャーの存在。
野球という競技は、打たれなければ点が取られない。
つまりピッチャーが凄ければ、あとは1点取れば勝てちゃうんですね。
本当はもう少し難しいんですがw
それだけ大きな仕事ですから、強いピッチャーがいる学校は強い。
ただし、それがとんでもない投球数になるんです。
学校間の差というのは、それだけのポテンシャルの選手の数。
投げる回数を制限すれば、エースを使える回数が減る。
ということは、金足農業のような躍進が難しくなるという事ですね。
当然選手層の厚いチームはかなり有利。
誰が出てもそれなりに強ければ、制限付きでも気にならないでしょう。
つまり逆転が厳しい。
強豪校がひたすら勝ち続けるようになることが、危惧されます。
球数制限これなら差は
いま議論されているのは、1試合の投球回数ですよね。
これを、1大会にすればどうなるでしょうか。
そうすれば、エースの温存も可能になるのでは。
高校野球を考えると、各校で差は確実に大きく存在する。
それをどれほど埋められるか。
球数制限を1大会にすれば、戦略的な事も考えられる。
投げる回数に問題があるならば、そういう考えも出来るのでは。
人数の少ない高校は特につらいでしょうしね。
球数制限は公平さが難しくなる
最後にまとめますが、球数制限は公平性を考えると厳しい。
やはり選手層の厚いチームが、より一層有利になるでしょう。
ケガを考えるのも大事だが、あまりに差が見えては。
以前にも話題になった、開催の時期。
これらも考えてくれって、当然言われますからね。
この問題は一度見てみなければ難しいかもしれません。
実験的にでも、開催してみた方がいいと思います。
体験しないことには、ルールは作れませんし、直せませんからね。