学生なら面接、社会人なら大事な会議やプレゼンテーションなど。人間必ずどこかの場面で緊張する局面は訪れるでしょう。しかし、この緊張というものに強い人がいるのも事実です。
特に成功者と呼ばれる人たちは、私たちが考えられないほどの経験をしているし、プレッシャーの中で生き残っているわけです。こうした緊張というものに弱い人は、僕もそうですがどのように向き合っていけばいいのか。そのことについて、今回は書いていこうと思います。大切なのはネガティブな思考です。ちょっと意外ですね。
緊張はどうして起こるのか
そもそもの話ですが、緊張はどうして起こるのか。状況によって多少変わるでしょうが、最も大きいのは「失敗できない」とか「成功させなきゃ」という考えの結果、緊張に繋がるんですよね。面接でも会議でも同じだと思います。
ということは、緊張を緩和させるにはこの考えを和らげる必要があるという事でしょう。それさえできれば、自然と緊張は弱くなり、本来の自分の力を出すことが出来ると思います。緊張で声が震える人を、企業は採用しにくいし、自分の良さも伝えられないでしょう。本当にもったいないことです。
ネガティブシンキングでハードルを下げる
緊張は成功する自分を想像した結果生まれるものです。そこで、ネガティブな考えをすることで変な力を取り除こうという訳です。例えば「俺にはどうせ……」とか「私では多分できないよね……」といった考えです。
一見ダメな人のように感じるかもしれませんが、こういった考えの人の方が力を出せて、意外とうまくいったと感じる人が多いようです。過去に経験ありませんか、実行する前には不安で仕方なかったけど、思い切ってやったら想像以上にできたことが。
これと似たようなことですが、プレッシャーは少しならいいのですが過度になると失敗する確率を大きく上げます。完璧を求めるあまりに人は大きく緊張し、失敗を招く傾向にあるのです。
また、ネガティブ思考の人は準備に抜かりが無いらしいです。常に失敗した時のことを考えているため、実際に失敗した時にリカバリーが可能だと。打たれ強いとも言えますか、とにかくいいことが多いようですね。
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死を意識することで解決も
スティーブ・ジョブズ氏は、死を意識することで失敗をものともしなくなったと語っています。人間はいつか死ぬ、それを思えば何かを失ってしまうかもしれないという思考に囚われることはないと。
これは目の前の問題という狭い考えから、一生というステージで物事を考える広い視野の話に変えることで、物おじする必要がないという事を自分に言い聞かせていますね。また、同氏は明日死ぬと常に考えていたとも言います。
そのため、後悔しない選択や行動を常にしていたと思います。例えば死でなくても、目の前の課題以上のことを考えることで、その課題に対する自分の意識やプレッシャーを小さくすることは可能でしょう。
どうでもいいという考え
似た考え方ですが、どうでもいいと考えることも解決の一つ。面接で落ちたところで死ぬわけじゃないし、いっそどうにでもなれと考えるのです。
人はどうでもいいと思う事には、不思議と緊張をしません。あなたが少しミスをしても殺されるわけではないし、一生文句を言われることもないのです。そう思う事でかなり気は楽になると思います。
事実僕は就職活動中、このような考えで挑みました。なんなら、緊張してますかって聞かれてハッキリと「しています」と答えていました。こうすると不思議なほど緊張が少なくなります。
また、それで落とされるような会社なら最初から行かないよってメンタルでいられました。このように、自分のメンタルや意識は自分自身で変えていけるのです。あなたがネガティブ思考の場合、それを無理に変えようとするのはやめましょう。
むしろ完ぺき主義な人間ほど、緊張を強くするものなんです。完璧な人間なんていても極僅かでしょうし、なんならいないのではないでしょうか。そう思えると、驚くほど緊張しません。ぜひ楽に考えて、緊張を解き放ってみましょう♪