サッカーに限らず、どのようなスポーツにも流れというものが存在すると思います。それをどれだけ長くし、活かすことが出来るのか、スポーツの勝ち負けはこれによるところが大きいと少ない経験からも感じます。
そういう意味では、19日に行われたサッカーベネズエラ戦は負けて当然と言えるでしょう。前半の多くでベネズエラに自分たちのミスも合わせて、チャンスを与え流れを作ってしまった。そしてそれを活かしきったベネズエラ。
一方の日本は少ないチャンスを活かしきれず、危険なシーンの方が多かった。単純にこれだけを聞けば、誰でも負けると予想できるでしょう。しかし現実としてこのように見えたから仕方ないとしか。後半は悪くなかったが、それでも1点返すまで。
ただし大敗から得られるものは絶対にあります。今回は練習試合、本番でなくてよかったねといえるでしょう。
今回最も大きな収穫は
厳しい意見かもしれませんが、今回の試合でハッキリと代表として通用する選手かどうか、これが見えてきたような気がします。そういった人選でしたし、すでに実績のある南野選手や長友選手など含め、こういったメンバーがいなかったことからも、証明できるでしょう。
そして相手は格上で南米のベネズエラ、まさにどれほどやれるのかを試したといえるでしょうね。まぁその結果が4失点の1得点止まりだったことは残念ですが。
つまり、どの選手が通用し、その反対が誰だったかを知ることが出来たという意味では収穫アリです。1つ分かったのは、いまだに長友選手の代わりがいないという事です。経験の差もありますが、ミスの少なさや、ピンチをつぶす動きなどは比べるまでもなかった。
結局代表としての経験があった、山口蛍選手が交代で入って1得点とは喜ばしい事ですが不満や不安が残ります。なぜなら新たな発見ではないからですね。
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結局海外組が1つ上ですね
分かった事の1つに、結局は海外組のレベルが高いという事実。以前もありましたが、海外組をメインで使うと必ず出てくる国内組理論。で、使った結果勝てずに戻るというのは以前の監督でもあったことです。
何度も繰り返していますが、そろそろいいのでは。世界を相手に戦う中で、やはり強いチームや国で戦っている人たちが通用しないわけがないと。もちろん、国内にもいい選手はいますが海外のサッカーに触れているというアドバンテージはかなりのもの。
世界のリーグ戦を見ると、おなじスポーツかと思う程あたりが強かったり、ディフェンスの間合いの取り方が違っていたりなど、経験少ない僕でも感じるほど違いがあります。それを実際に経験しているかどうかは、かなりの差がある。
あと、今日の試合で感じたのは基本的な部分の差。特にサッカーIQとトラップの差が大きいかなと思いました。久保建英選手は、とくにこのIQが非常に高いと感じます。常に多くの引き出しを持ち、それを可能にするテクニックもある。
トラップに関しては、海外の選手が本当にうまいと思います。少しでもミスをした瞬間に、海外のトップチームでは瞬時にボールをとられてピンチになります。そういう環境ですから、皆自然と上達しているのでしょうね。
パスを受けた時、足元にピタッと収める能力においては日本は今後の課題かなと近年特に感じています。言うだけなら簡単ですが、こういった基礎能力は極めようとすると相当難しいんですよね。それでも世界を相手にするならチャレンジするしかないかもしれないが。
不安の表面化はプラスに
これまでの日本代表は、ワールドカップ前に評判が悪いと活躍してきているというジンクスというか流れがある。つまり、本番までに不安点を表面化させ、修正を行う事で本番で活躍していると言えなくもない。
今回大きく負けたことで、次への課題は多いが見える形で出てきた。1つ1つ修正し、進化することで本番での逆転に期待したい。そのための練習試合ですからね。一喜一憂するときではない。
全ては本番で。今は準備期間でしかないのですからね。
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