アパレル業界は厳しい世界である。今や当たり前のように聞かれる言葉ですが、またそれを証明する出来事が起こりましたね。主にギャルをターゲットにしていたセシルマクビーの店舗閉鎖。
理由にはコロナウイルスによる業績不振が挙げられてますが、その前から厳しかったのだと思います。超大手であるユニクロなどとは一体何が違うのか。簡単にですが考察していきたいと思います。投資などにも関係するかもしれませんね。
アパレル業界の厳しい理由
この業界の厳しさの要因の1つが、常に変わり続ける流行です。この流行を生みだせるかが、1つアパレル業界の勝負となるポイントでしょう。ZARAなんかは常に新たな服をデザインし、販売している。
セシルマクビーはギャル系と呼ばれる人をターゲットにし展開させていきました。つまり狙っているファン層が定まっていて、そこまで広くなかったわけです。これがつらいところですね。
いつまでもギャルブームがあるわけでもなく、むしろ去った後が勝負だったわけです。難しいところですが、新たなターゲットを作るか、既存のファンを相手に商品を強化していくのか。悩んだところでしょうね。
アパレル系はブランドイメージがかなり重要です。それ故に、急激な方向転換が難しくブームが去ると立ち直るのが大変になることが多い印象です。セシルマクビーも例外ではなかったといえるでしょう。
広いターゲットを持つユニクロが安定
これだけ激しい世界のアパレルですが、ユニクロは少し違うと言えます。ターゲットも結構広く、男女問わずに利用されているだけでも優秀と言えるでしょう。また、コストパフォーマンスの高さや無難な服を提供したのも評価されたポイント。
悪口ではないですが、めちゃくちゃオシャレな人が買いに来るブランドではないでしょうし、多くの方にそのイメージはないでしょう。ただ、コスパのいい例えば下着など、利用客は様々と言えます。
これが本当に凄い事で、これこそが戦いの激しいアパレル業界において比較的安定を手にした理由だと思います。とはいえ、いつまでも1位をとるのは難しい。ワークマンのような勢いのある会社がどこまで迫ってくるのかは気になる部分ですね。
投資するなら長く必要とされるポイントを見つける
一時の流行に投資するのは、あまりお勧めできません。デイトレーダーなら別ですが、あれも運や技術、戦略などが必須となるため難しいですよ。それにリスクは当然高いのも事実です。
それならば、ユニクロのように広く利用され、ある程度の期間必要とされる強みを持つ企業を探してみましょう。ワークマンだって、土台にしっかりとしたターゲットや技術があってのワークマンプラス誕生です。
どれだけ長期に、そしてどれだけ広いお客さんを囲み込めるか。投資の戦略の1つとして覚えておいて損はないかなと思います。
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