10月25日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは1.07%の上昇、ナスダックは2.25%の上昇。素晴らしい動きとなった1日でしたね。
ここまで下げてきたハイテク企業を中心に上昇。エヌビディア、テスラなども素晴らしい上げでした。が、少し嫌な雰囲気もこの日は残してしまいました。何度も当サイトで書いている通り、今週は決算祭りです。
指数に影響大の巨大テック企業の決算祭り、その1日目が火曜日でした。この日だけでアルファベットとマイクロソフト、素晴らしい会社です。が、アルファベットは厳しい数字、マイクロソフトも数字は予想以上ですが、成長鈍化が嫌気され時間外では売りに。
この時間外ですが、どちらも6%以上の下げなんですよね。この2企業がこの下げ幅だと、よほど他が頑張っても指数への影響は避けられそうにないです。また、不安が広がり火曜に上げた銘柄も結構時間外で下げています。決算への期待が少し下がった効果が出るかは、アップルなどで見たいですが。
先物を確認すると、ダウとナスダックではかなり大きな差になってます。金利は下げてますが、今は決算相場になっているため多少の痛みは覚悟ですね。ただすべての企業が決算ダメという事もないので、シンプルに良かったところへの買いは期待したい。
25日の日経はアメリカの上げを確認して上昇。半導体関連がかなりの出来高だったことで話題でしたが、チャートを見るとまだまだ怖いというか、個人的にはあまり触りたくないという印象です。昨年までの株価を狙えるまでに、いったいどれほどに期間必要か、恐ろしいです。
アメリカの株式市場の環境が少し良くなったことで、日本の方が強いという相場が変わる可能性もありますが。一方で中国から資金が移っている可能性はあるので、楽しみな材料はまだあると思います。
今後についてですが、目先はこの決算祭りで大きな動き。そして終わればFOMCとなるので落ち着いた相場にはならないかなと思います。が、金利が下がっているのは確か、そうなるとドル一強も少し落ち着くと思うので、また環境は変わるでしょう。
日本は円安で、アメリカはドル高で結構苦しみ始めているので、そろそろ為替は違った動きを狙ってくるかなと個人的には思います。あまり決めつけせずに、冷静にトレードを。しっかりリスク管理徹底して、この難しい相場を乗り越えましょう!