12月8日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは0.55%の上げ、ナスダックは1.13%の上昇となりました。少し差がありますが、ここまで下げていた分を考えると、ダウの方が当然強いです。
金利低下でも売られたナスダックでしたが、この日は金利も株価も上がるという展開。新規失業保険申請件数が発表されましたが、これが予想とあまり違いはないものの微増。失業保険継続の数が多かったことから、経済が悪くなると思われ株が買われましたかね。
景気が良ければ売られ、悪くなれば買われるという一見カオスな状況ですが、全ては利上げというかパウエル議長たちの動きを考えての事。パウエル相場という1年ですが、終わらないまま年を越しそうです。
大きく上がったのはエヌビディアなどの半導体株。それから、一部上昇から調整をしていたような銘柄たちですね、後は中国関連でしょうか。激しい動きは石油関連、ニュースもありましたが、原油価格が上下激しく、最終的には下げて終了なので株価も上は小さい。
石油はかなり下がってますよね、減産が当たり前になりそうですが、もうそういった報道でも価格上がっていないので、とりあえずは落ち着いたという印象。ドル円は金利次第ですが、少し下げ方向が強いかなと思いますが、金曜日の発表次第。
この日の日経は微妙ですね、小動きすぎて判断は難しかったです。が、アメリカの上昇に合わせて9日の動きは良さそうです。調整や様子見という感じで、特定の銘柄を除けば小幅と指数発表を待つ動きです。
今回のPPIはCPIやFOMCを前に出されるかなり重要な指数となるので、どう考えても金利や株価に影響出ます。前日に株価が上がった事でどうなるかは少し心配もありますが、これは待つしかないので期待だけしましょうw
過去を見てもインフレ退治はとても大変で、やはり1年程度では解決できませんでした。ただし、株式市場は予測できることに対しては強いので、ここで今後が予測できる数字が出てくれば、株は買われる展開もあるでしょう。
一方で、過去を見るという点では大幅な下げ、セリングクライマックスが見られていないのも不安材料。VIXはこの日下げましたが、これも爆発していないので、いつか来るでしょうか。ジワジワ下げか、一気にきてピークになるのか、出来ることは常に想定しておくことですね♪