12月12日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは1.58%の上昇、ナスダックは1.26%の上昇で取引を終了。数字を見ればいい感じですね、これからのイベントを考えると、少し複雑ではありますが。
火曜はCPIの発表、これは今年を代表するイベントで、何度もショックを起こしてきました。インフレ指数とも呼ばれ、数字が高ければそれだけ国がインフレ退治に強気になるという見方をされてきました。
その翌日にはFOMCがあり、数分後にパウエル議長の登場ですから、ある程度の覚悟を持ちたいですね。今年最後のビッグイベントと言っていいでしょう、その前にこの上昇をどう考えるかです。
まずここまで下げてきた銘柄は、買われた印象ですね。まぁアメリカ株は今年全体的に弱く、昨年と比較すれば散々な結果ですが。長期のインフレは弱まってきているので、その点で期待の買いがあったかなと。
一方でVIX指数はかなりの上昇で9%を超えています。1日でこの動きは結構な危機感を持っていると思います。また、株価は上昇しましたが、出来高は多くの銘柄でそれほど多くないと。フォロースルーとは当然言えないものばかりなので、強気になるのは注意。
ウォッチリスト銘柄にあった$KDNYは寄りで投資しましたが、いきなり上昇しましたね。ツイッターでも書いた通り、想像以上の上げに買い増しは考えられますが、強すぎました、これは悩ましい上げです。
直近の投資で反省したのは$THですね、一応プラスでしたが、結果的には1週間投資タイミングが早く、より上の利益を逃しました。ただし、こういった事は投資では必ず起きるので、すぐにルールを修正して今後に活かせれば、プラスと呼べると信じています。
12日の日経は小幅下げ、マザーズも同様ですね。金曜日のアメリカの動きを考えると仕方ないですが、注目は下げ幅ですね。それほど強くないです、今年はアメリカよりも耐えている印象ありますが、改めて見せてくれました。
世界の主要国の成長率が懸念される中、実は日本は悪い数字ではないんですよね。まぁ今までが強くなかったことで、良くも悪くもあまり変化ないというのが、今は強みになっている印象、結果的にはインフレ率もそこまでですからね。
株価を見るうえで、面白いのは調整期間が長いほど上昇の勢いはある事が多い。これを日本の株で考えると、素晴らしい上昇が数年後にあっても不思議ではないなと思います。もちろん、これは期待も多少含めて考えていますが。
賛否あるものの、日本もついに投資をしないと生活が苦しくなるような状態になっています。それに向けた制度も作られつつあり、少しはアメリカの環境に近づくかなと思っています。当然、全てが日本の資金になるとは思っていませんが。
それでも、そうした意識の変化は、少しずつでも効果は出ると思っています。人の意識を変えるなど、数年程度ではどうせできないでしょうが、数十年と考えれば確実に影響はあるはず。日本の眠っている金額は結構大きいので、一部でも市場に流れれば、環境は良くなると思っています。