1月31日のアメリカ株と日経を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは1.09%の上昇、ナスダックは1.67%の上昇で終了。日経は0.39%の下げ、とにかく動きが少ないのが特徴ですね。
アメリカ株は立ち上がりは弱かったものの、ニック記者の記事や指標の発表によりインフレに対して少しだけ楽観に。ドルが売られる局面や長期金利が下がる場面が見られました。ナスダックは前日の下げからの上げ、調整のような動きでFOMCへ。
決算は今回悪くないものの、ガイダンスが弱い企業がチラホラみられているので、次の決算では弱い数字が出ても仕方ないという状況になっています。キャタピラーもガイダンス悪いし、AMDも数字自体は悪くなかったものの、ガイダンスで少し弱くなり、時間外での上昇も弱いものに。
インテルが厳しい数字だったことを考えると、シェアを奪った会社らしい数字でしたが、それでも次に弱気という事は、このセクター全体が弱くなると考えられます。それでも1つ買いたいという人は、AMDを選ぶかなと思いますが。
シェブロンが悪かった中、エクソンモービルはそこまで悪くなかったですね。誰でも何でも買われたセクターでしたが、この業界の中でも今回と次回の決算で、良し悪しが判断されるのではないでしょうか。
日経はもう動きを書く必要があるのかと思う程動きません。個別では良い動きもありますが、それは決算ですよね。その会社が良くて買われたり、ライバルが弱い数字で乗り換えで買われたり、とにかく決算でよく動くと。
それ以外ではほとんど動き無し。FOMC待ちという事はそうですが、ここまでの流れを考えるに為替の動き待ちでしょう。アメリカの利上げ幅が予測できる範囲の発表なら、金利は下がり、円高になって買われにくくなると。日銀の利上げというおまけもありますから、怖いですね。
怖いという考えは、市場に凄くネガティブに影響を与えます。不安が最大の敵で、先行きが見通せない場合は買いが当然少ない。バフェット氏のような投資手法が出来る人は、不安で売られれば買えますが、そんな人は少ないですし、全体的に見て金額は低いので株価は上がらないと。
とはいえ、下げてもいないので本当に様子見。材料出れば動くでしょうから、良くも悪くもイベント通過で瞬間的には大きな動きはあるでしょうね。アメリカの長期金利か、ドル円の動きを見ておけば、ある程度判断できるかなと思います。