3月14日のアメリカ相場と15日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウとナスダックは1%以上の上昇で終了。日経は0.03%の上げですが、相当弱く見えまして、マザーズも上げ幅縮小です。
アメリカの銀行が連鎖で倒産している中での、一旦の上げになりましたが、ミネルヴィニ氏が言う通り、ショートカバーという感じでしょうか。さすがに数日であれだけ下げたので上げましたが、まだボラティリティーが激しく、手を出すと簡単にやられる雰囲気もあります。
CPI発表からの株上げでしたが、これほど反応するほど良かったかなと思うのが正直なところで、主役がインフレから倒産からの救済になったのかなと思いました。ただ、この数字を見ると、利上げを停止する理由もないのかなと。
野村が利上げ停止を要求などニュースありますが、利下げはないでしょう。過去の少ない傾向ですが、緊急利下げは株価をぶっ壊しています。これが最悪のケースに近いので、マーケットは強気の行動が出来ないはず。
また、機関投資家の買いも弱く、その点についてはミネルヴィニ氏もツイートしていました。この場合、握力の弱い売り買いが続くので、結果的にボラが激しく、力強い上昇は望めないという事ですね。
上げるとすれば、コロナ相場でよく見たイナゴタワーですが、その後を見ると握力弱い買いが最終的にどうなるか、これは理解できると思います。
また、日経はアメリカと比べると厳しい展開ですね。せっかくの上値ライン突破を、数日にして下回り、そのショックもあってか下落トレンドが続きます。かろうじてプラスですが、淡々と上がるようには見えず、結果的にはだまし上げのようなチャートになってしまいました。
短期トレーダーが増えているというのは、不安心理の表れで、大口投資家の弱気が見てわかります。VIXは一時30を突破しましたが、これは買い材料だという意見もあるので、その買いがあったと思います。
しかし相場全体として見れば弱いですし、個別銘柄も個人的には買いたい銘柄が少なく、寂しい気持ちではありますので、慌てないこと。今月は自分も少し慌ててしまった点を反省しつつ、むやみなマイナスを避けようと学びました。置いていかれそうな雰囲気に惑わされず、株価チャートからの声に耳を傾けていきましょう♪