9月13日の日米株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。日本はCPIが待っているという事で調整の売り。アメリカはCPI受けての反応で、判断というか評価は分かれるところですが。
先にCPIを振り返りますが、予想よりは上だったわけですね。ただし、事前に上を予期していた人が多く、それを考慮すると強すぎるという事でもなかったわけで最終的には長期金利が下へ。ドル円は円高に少し動き、やられた人も多そうですね。
株には悪くない動きでしたが、終わってみればそれほど。ダウは下げ、ナスダックは0.29%の上げのみ。半導体は全体的に上げていましたが、実は指数は弱かったと。いわゆる、寄与度高い企業が上がっただけなのかなと。
そこを確かめる1つの手がかり、50日移動平均線以上の銘柄数ですが、実は下げてます。ナスダックはついに3割を切りました。指数は上げたし、金利は下がるも多くの株は下げていたという事ですね。あまりにも不安定です。
CPIを受けて金利が下がり、ある程度は株の上げに向けて良いステージになった中で。FOMCを控えているわけですが、もう大きな利上げは考えられていないはず。そうなると、実は日本株にもいい影響ありそうです。
仮にCPIで酷いインフレなら、金利はここから更に大きく上昇、日米金利差で円安加速したわけですね。そうなると、流石の日銀も口先だけでは苦しくなるので、市場は想定より早い緩和停止を考える流れに。結果、株は売られるので、円安の株安が可能性としてありました。
今回はそれが一時的にですが無いとなったので、安心して多少は株が買いやすくなるという流れになりますね。なんだかんだ言っても、ドル円150円は相当意識されていますし、そうなる前に動くだろうと思っています。
アメリカ株の場合は、無理に投資先を見つける作業はいらないでしょう。このCPIでも50日移動平均線以上の銘柄数が減っているわけですから、結構な弱気。完全なる様子見ムードなので、資金管理はより徹底してほしいです。