5月16日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは-1.01%でナスダックは-0.18%で終了。ナスダックは一時プラスだったのですが、終わってみればというやつですね。寄りが弱かっただけに、なんとか陽線引けですが。
ダウが弱いのは、アメリカの経済が先行き不透明というか、弱気見通しだという事でしょう。株が下がる時は、経済が弱いとわかる時よりも、先が読みにくいという不安で動くので、このダウの弱さは不安感でしょうね。
ナスダックは成長株が一部耐えていますか。というよりも、もっと狭めればAI関連が引っ張るだけという感じ。半導体ですよね、AMDが4%以上の上昇、NVDAが先を行く中、この日は市場をけん引。ただしこの半導体も、AI向けかどうかで株価ハッキリ分かれますから、何でも買いにはならず。
恒例の50日移動平均線以上の銘柄数ですが、この日は当然下げですが、ちょっと減りすぎたなと。S&P500がついに40を切りました、ここが耐えてほしいラインの1つで、銀行不安で下がった時は、当然勢いよく減りましたから。1月は反発したので、短いですが上がる相場に。
ナスダックは41という事で、少し良くなってますが、この先どうか。AI関連が耐えている間に、新しい材料を欲しいところですが、今のところはないので仕方ない。日本株にお金が流れている状況ですから、相当見通し不安強いですよね。
ただ日本にしろ、アメリカにしろ、株への期待はそこまで大きくない印象。日経の上げは海外からの一部資金の流れ、水曜前場は3万突破で喜んでいますが、下げている銘柄の方が多いようなので、一部の上昇、というか半導体ですよね、これが大きいと。
マザーズは全然上がらないので、成長期待でもない。やはり、個人的には一部資金の一時的補完、リスクヘッジに見えますが、このまま続くか。
アメリカがディフェンシブ銘柄強かったように、日本への投資もそう言った関係で買われていると思うので、あまり浮かれていられない気がしますが。こういう相場は長く続かないとも言いますし、チャートの綺麗な銘柄は注目ですが、あまり強気にはいかない様、資金管理などをしたいですね。