10月30日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも上昇で終えました。全て1%を超える上昇、テスラなど1部例外はありますが、全体的に上げていますね。
まぁ月曜日らしい動きで、金曜日にかなり下げたのでその反動とも。金曜終了時点で50日移動平均線以上の銘柄数が1割になっており、またもかなり低い水準へ落ちていました。VIXは当然高いところでしたし、一旦買いの人が集まったのかなと。
SPYやQQQを見ても分かる通り、2週間出来高を伴って下げています。動きも大きく、とても調整とは言えない動きで、まずはその小動きを期待したいところ。当然、出来高も落ち着かなければ、ボラが激しい相場ですから、買いにくいです。
この日の上げで50日移動平均線以上の銘柄数は少し増加、ナスダックの方が良く15まで行きましたが、冷静に考えれば多くは無いですよねw
ONが下げたことでテスラなどの株も多少影響されましたし、半導体株もこの流れで伸び悩みを見せました。AI関連以外では少し苦しいのかもしれませんね、半導体ブームが再び冷えてきた印象ではあります。
今期待するのは調整の動きです。分かりやすいサインとしてボラが落ち着く、出来高が減るなどでしょう。QQQで言えば23年に入る前後、22年の12月最終週から23年1月の最初、このような動きからのブレイクは、理解しやすいトレンド転換です。
年末相場へという動きを考えれば、この辺りで調整はいれば、買いやすい人も多そうで、トレンドが作られそう。もちろん、FOMCなどもありますし戦争もあるので、ボラはどうしてもありそうですが。
金利はまだ強いでしょうね、週足で見ても下へ行くトレンドにも見えないので、問題はその勢いでしょう。あとは意識されるラインを超えなければ比較的穏やかか、ドル円は日銀の動きもあるので少し別要素の部分ですね。
まぁこれだけ下げたので、多くの銘柄が売り待ち状態でしょう。一気に上げるにはまだ時間が必要でしょうから、やはり調整の落ち着いた動きを待ちたい。SPYを見る限り、先週の下値を超えなければいいなと思います。