10月31日のアメリカ株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、3指数とも上昇して終えました。続伸という形ですが、これ自体はもちろんポジティブですが、中身は少し心配。
まず50日移動平均線以上の銘柄数ですが、S&P500がよく回復して19に。まだ2割以下ですが、金曜時点で10だったことを考えれば、これもポジティブ。金利も少し落ち着いているのも良いですね。
一方で、チャートの話をするとまだ油断できないかなと。連日の下げからの上げと考えれば、これくらいはあり得る話で。ここから上にブレイクするかですよね。重要イベント前という事で、この結果次第で金利上げの株価一気下げも可能性はあります。
SPYやQQQの日足を見ても、まだ出来高は下落日の方が圧倒的に大きいです。買われているのか、現状売りが減っているだけなのか、この辺りの考え方で変わりそう。個人的には、おそらく後者かなと。売りた人が、いったん様子見にしているだけかな。
週足で見ると、先々週や先週と出来高大きく下げてきました。小動きでもないですし、調整が現時点で行われている印象。すぐに回復しても良いのですが、値動きに落ち着きが見られた方が相場としては良いですね。
その点では、日本のTOPIXの方が綺麗かもしれません。チャートを見る限りでは、日本の方が立て直しが早い可能性が少しありますね。これも決算次第でしょうが。
アメリカで言えば早ければ2週間後、もしくは3週間後あたりに上昇のブレイクが見られれば年末相場楽しみだなといえそうです。FOMCやアップルの決算などが良い方向へ向けば時期は早まりますし、そこは期待するしかないでしょう。
アメリカ株はもう少し我慢の時期ですね。最近の下げでデッドクロスの銘柄も多いですから、環境整うまでは様子を見ると。50日線以下の銘柄が8割ありますからね、慌てなくてもチャンスある銘柄は結構あると思えば、急ぐ気持ちも落ち着くかもしれません♪