1月22日の日米株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、指数は強いですね。日本もいいですが、やはりアメリカです。史上最高値も達成し、この部分では正直日本とは大きな差ですね。日本はまだバブルまで超えられないので。
強かったのは、少し影を潜めていた小型株でしょう、ラッセルが素晴らしい上昇を見せており、金利の落ち着きを評価。高くなりすぎている大型を一部売り、出遅れを買おうという動きにも感じられます。
半導体は少しお休みという印象、エヌビディアも小幅上昇、AMDは少し強めの調整売りでした。日本もアメリカも半導体を中心に、AIからハイテクへと流れている気がしますね。ここが崩れると、つらい局面に思えます。
ただし、アメリカは金融関連も強そうです。銀行株が連日上昇しており、決算を受けたり、控えている銘柄も幾つかありますが、全体的に強い。ハイテクに比べれば株価は落ち着いているので、今後数日で調整局面はあるでしょうが、下げ幅も限定的かもしれません。
それからヘルスケアも堅調ですね。仮に一時的にハイテクが崩れても、ここは比較すれば耐える印象があり、備えての買いかもしれません。
日本の場合もハイテク強いですね、ソフト系や半導体などが堅調。銘柄によりばらつきもありますが、意外と予想よりも成長株買われている感じです。もっと高配当ばかりかと思ってましたけどね、株の勉強をしている人が意外と多いのかもしれません。
まぁもっとも、多くの人はNISAを世界やアメリカのETFに入れていると思いますが。成長枠も設けられたのは大きいですね。少し資金余らせて個別を買おうと思わせる政策なので、これは面白いと。今は半導体な気がしますが、日本ではイオンなんかも人気で上げた要因かなと。
日銀の動き次第ですが、あまり良い予感はなく、もう利上げできないというのはこの年初からの円安で織り込む動きを見せているので、いったんの事実売りは覚悟。冷静に市場が鳴ったところで決算を迎えるのが個人的にはうれしいので、この過熱感は少し冷めてほしい。
また、これはアメリカも同様ですね。何でも買いは下げるときが怖いので、淡々としれっと上げてほしい。AMDとかも一気に上げましたからね。利益に満足し、キャッシュ作るなり次の成長株を探すなりは当然あり。この日のラッセルの上げも、その動きの一部かなと思います。