2月8日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、225とTOPIXは上昇、グロースのみ下落で終えました。ドル円は円安方向で買われやすく、決算も恩恵が見えますね。
この日の特徴はもうアメリカにつられた半導体買い。東京エレクトロンやアドバンテストは大きく上げ、実は主役がソフトバンクグループかなと。ここが上げた理由は、持ち株会社のアームが好決算で時間外高騰、これを受けての動きでしょう。
結局は半導体ですね、そこに加えてファーストリテイリングも上昇したので225が圧倒的に上げたという事ですね。TOPIXは0.5%の上げで、225は2％ですから、結構な乖離。明日はさすがに金曜で、月曜休みという事で売りは頭に入れたいですね。SQでもあります。
今日は実は小型と中型の株価が下げていたというのが印象的。一部の材料ある銘柄以外は下げているほか、決算で大きく下げたものもあり、このような環境でもギャンブルの恐ろしさを見せています。自動車関連は比較的良いですね。
日銀副総裁の発言から、やはり利上げは出来ない国だと思われたので、円安方向は仕方なし。これを頭に入れて投資先を決めるのもアリでしょう。神戸物産などはまだ苦しい相場ですかね。
アメリカ同様に上昇銘柄、セクターに偏りが見られつつあるので、突然の下落要因には気を付けたいですね。限られた上げなら、崩れるときも早いと見るのが普通なので。わかりやすいのはエヌビディアの決算ですが、もう少し先です。今回はアームに救われたと見るのが良いでしょう。
後はアメリカの指標ですね、これらの数字も注視。特に日銀が積極的な政策が出来ない以上、ドル円への影響はアメリカからのものがメイン。雇用統計が強く円安が加速しそうなので、雇用に関する材料は油断できません。給料も一応チェックですね。
今のところは利上げなき経済政策と見るのが日本は良さそう。円高になればドル買いを狙う人も当然多いでしょう、正直地震で大きく変わりましたね。給料アップの話題がちらほら日本でも出てきているので、少し様子見というところです。
その他は、素直に好決算銘柄を見るのが良いと思います。まだ素直に買われている印象の相場なので、迷ったときは好決算銘柄と、素直に評価しましょう。新NISAで高配当銘柄に人気が集まりましたが、やはり成長率の高い企業の方が個人的には好きですね。
