6月5日のアメリカ相場と、6日の日本株を振り返りつつ、今後について簡単に書いていきます。まず振り返りですが、ダウは-0.59%でナスダックは-0.09%で終了。日経225は+0.9%でマザーズは+0.85%でした。
アメリカについては、木曜金曜と良い動きからの調整、また半導体関連も調整の動きなので、これが終わった時どちらかという感じ。他も一応は連れ高しましたし、債務問題もとりあえずは安心という雰囲気を感じますね。
ちょっと僕の体調が悪く、更新が出来ませんでしたがその間は良い動きでしたね。市場は見ているし、スクリーニングは毎日しているので安心を。相場は運動と似ていて、数日休むと体とか頭がついていけなくなるのが怖い。
金曜日はスクリーニングの数も多く、上げている銘柄が増えてきましたね。50日移動平均線以上の銘柄数ですが、これも半分ほどまで来ており、ナスダックの方が少し良いですが、丁度いいところで小動きしている銘柄が多いという印象です。
日本に関してはマザーズも良い動きになりつつありますね。やはり嫌いなチャートでは無かったので、後はブレイクアウトできるかどうか、出来高が大きな動き見られないのですが、チャートだけ見れば良い動き。
日経225は言う必要なく好調。プロでも半信半疑になるほどの好調さですよね、ただアメリカほどバブルには感じません。それでも割安銘柄は多く、配当の増えている会社も多い。金融引き締めも不安がなければ、買う材料しかない感じ。短期の調整はあるでしょうが。
さて、今回は短くして長期投資に関しても。本屋に行くと新ニーサの本も増えている印象。まだ投資している日本人が3割もいないという事で、そのお金が一部でも入れば、本当に素晴らしい動きになるでしょう。
ニーサで特に注目されるのが高配当銘柄、ある程度長期で持ちたいという事で、仮に株価下がっても配当貰える銘柄は、やはり長期における必需品。安心感もあるし、企業も配当が出せるなら安定しているとも言えますから、多くの人はそこを目指しそう。
ただし、今があまりにも高配当だと続かないケースもあり、そこは注意。アメリカの機関投資家の話ですが、1.5%~3.2%当たりの配当利回りの企業がある程度良しとされるよう。バフェット氏で有名なコカ・コーラも、この辺りの水準ですね。
配当を出せる会社というのは、当然余裕がなければ出せません。今後の見通しが良かったり、今絶好調だったり。後者の場合、例えば最近だと船株ですが配当10%以上から半分に変わりました。それでも凄いですが、やはり続きはしないですね。
商社の場合は自分たちでも稼ぐ術があるので、まだ強気ですよね。バフェット氏が投資してますが、流石という感じ。配当を出せる会社は、長期で安定できる会社という事で、ニーサには向いているでしょう。
反対に配当を出さないのは、儲かっていないという事もありますが、それ以上に成長にお金を使いたい、という事でもあるので、業績によっては評価できる場合があります。自社株買いについては、高配当の企業の方と同じですね。
日本の企業で言えば、長期で考えると日清食品とかは本当に好きなのですが、現在は高値圏で我慢かなという印象。イオンとかは好きですし、ファストリも高値ですが会社としては好きですね。
で、共通点になりますがナンバーワンを持っている会社です。バフェット氏も必ず重視する市場での強さ、堀と呼ばれますが、例えばコーラで言えば、絶対最強のブランド力。今からこの会社に勝とうとすれば、相当な時間とお金などが必要で、攻め落とすのは厳しいはず。
カップラーメンも日清が相当強い。値上げしても買われているし、ブランド力は相当なもの。安いものもドンドン売られていますが、それでも日清カップヌードルが買われる光景を、スーパーなどで見るでしょう。これが市場での強さです。
これらは決算資料などでも見られますが、バフェット氏が見るポイントの1つでROEがあり、これが高い会社ほど市場での独占力があるとされます。効率よく稼げているという事で、相手が少ない、もしくは勝てていないと判断できます。
アップルのROEを1度見ると驚くと思いますので、調べてみると良いと思います。コカ・コーラなども相当高い、日本の企業はアメリカより低いとされていますね。ファストリはさすがで、10%を余裕で超えています。
最後ですが、長期投資で重要なのは強気の勝負をしない事。コツコツと積み立てていく、これが重要で、かなり下がっていたら少し金額を増やす程度ならありですが、満額とかは絶対避ける。バフェット氏が最強なのは、いつでも投資できる現金が必ず手元にあるから。
株は資金を使い果たせば、基本的にもう売る以外の選択肢が無くなります。選択肢はいつでも複数あった方が良いので、精神との戦いですね。ルールを明確にし、それを実行する忍耐力も、折角なので身につけられるといいでしょう♪